スタジオパークからこんにちは-千住明

 10月17日水曜日にNHK総合で放送された「スタジオパークからこんにちは」を見ました。大河ドラマ「風林火山」の音楽を担当されている千住明さんが出演されていたからです。

 まず、冒頭で、メインテーマを、ピアノ、バイオリン、チェロ、フルートなどの編成に編曲された曲を演奏されました。ピアノは、千住さんです。私は、千住さんが、ピアノを演奏されているシーンを初めて見ました。この編曲は、当日朝にできあがったということでした。とても、いい曲だったと思います。

 千住さんのお話は、とても面白かったです。慶応大学から、東京芸術大学に行かれたことは、知っていましたが、慶応大学の籍をお父さんがぬかれたとは、初めて知りました。

 やはり一番面白かったのは、風林火山メインテーマ作曲秘話です。幻のメインテーマを聴くことができました。とても、優しい感じのする曲でしたが、実際のメインテーマの方が、ずっといいと思います。幻の方では、おだやかすぎて、戦国時代の雰囲気が感じられません。

 最近の大河ドラマでは、戦国時代の物語なのに、穏やかなきれいな感じの曲がけっこうありました。私は、やはり戦国時代の物語なら。戦国時代らしさが欲しいと、思っています。

 その点、「功名が辻」のメインテーマは、戦国時代らしさがあって、とても気に入っています。

 風林火山のメインテーマで、馬を駆けさせるために、実際にどのようにしたかというお話は、とても面白かったです。原型から3時間くらいで、完成版にしたということでした。このお話を聴くと、また聴く際に、聴き所が違ってくるな、と思いました。

 楽譜も少しうつっていましたので、この曲の楽譜が欲しいな、と思っていた方には、良かったのではないでしょうか。

 千住さんは、風林火山のドラマにも出演されたということで、放送が楽しみです。12月9日放送分らしいです。

 本当は、ワインのお話もある予定だったようです。風林火山のお話が長くて、ワインのお話はほとんどなしになってしまいました。

 お話の途中でも、千住さんがもう少しお話したそうだったのに、アナウンサーがさえぎるシーンがあって、少し残念でした。千住さんが役者として、出演されたところなどです。

 脚本家の大森さんからの手紙も良かったです。とても見ごたえのある番組でした。